2020/03/16
肩甲骨の内側・・・ちょうど肩甲骨の内側中央辺りに 『膏肓(こうこう)』はあります。
経験のある方も多いと思いますが、肩の部分の凝りはもちろんですが
肩甲骨の内側に、とってもひどい凝りを経験したことはないですか?
毎日、みなさまのお体を触らせて頂いて、この部位に凝りがある方は
少なくありません。そしてその凝りは治療していても取れにくいと感じます。
最近の仕事は、頭を使って考えPC作業も多く、やや腕を上にあげて長時間作業を
することも多いので、この部位に凝りの出る方は、とても多いのです。
『病、膏肓(こうこう)に入る』という言葉があります。
病が薬も効かず、鍼(はり)も届かないところまで病がはいってしまった。
もう手の施しようがないというときに使われるのですが
この言葉からもわかるように、
この部位に反応が出るということは
体からのシグナルが出ていると受け取ってください。
膏肓(こうこう)の1番の効果は、虚損した重病を治療する
ということです。
究極に弱った時に、やさしく毎日、お灸をすえてあげると
少しずつ力が湧いてきて、元気になっていけるとツボ!!!それが膏肓です。
効果は多義にわたり
咳嗽(がいそう=咳)、消化不良、嘔吐、吐血、咳血、肋間神経痛、心臓疾患
にも効果を発揮します。
肩こりのひどい方は、肩に手をまわしたときに触れる部分の
肩井(けんせい)+ 膏肓 に
★膏肓 〇肩井
病気が長期で雑病の場合 膏肓 + 三里 + 湧泉 に
★足三里 ?手三里
★湧泉
是非この部位を、おうちで家族に揉んでもらってください。
またはうちの治療院でも使っていますが、香りのお灸もいいですね。
最後にもう1度言いますが、ここに反応が出るということは
凝りはかなりひどく、お疲れもたまっています。
自分お体からでるシグナルを受け止めてあげてくださいね。